ケロイド・肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮、きずあと治療

3.ケロイド・肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮、きずあと治療
 手術やけが、ニキビの後からケロイドや肥厚性瘢痕(赤~褐色に盛り上がって硬くなったきずあと)が発生することがあり、これらきずあとの異常に対しても当科で対応しております。
 ケロイドや肥厚性瘢痕はきずの治り方の異常ですが、体質や傷ができた部位・年齢など様々な要因により生じます。また、特にケロイドの場合は放置していてもどんどん大きくなることが多いばかりか、ケロイドと見た目がよく似た腫瘍も報告されています。
 基本的にはステロイドのテープや塗り薬、注射などによる治療が必要であり、治療期間は数年単位に及ぶことがほとんどです。また、ステロイド治療の副作用により生じたニキビにより、それがまたケロイドの原因となってしまうといったケースもあります。
 巨大なケロイドなどの場合は手術や放射線治療などを合わせた集学的治療が必要になることもあります。大学病院の専門外来などへのご紹介も可能ですので、まずはご気軽にご相談ください。

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